21世紀になり土木インフラは新設から維持の時代へと移っています。高度経済成長期にわが国にストックされた既存構造物の再生、延命が技術者に課せられた命題であるといえます。
岡崎グリーンでは、橋梁・トンネル・農業用水路等のコンクリート施設分野において劣化の状態を適切に診断し、合理的な工法で維持、補修、補強を行っています。
● 断面修復工
コンクリートの劣化部分をはつり、ポリマーセメントモルタルなどを用いて当初の形状に戻す工法です。劣化部の規模により左官工法、吹付工法があります。
● ひび割れ補修工
ひび割れたコンクリートの一体性復元や、コンクリート内部の鋼材の腐食劣化防止などを目的にコンクリートに発生したひび割れ内へ補修材を注入する工法です。
ひび割れの大きさにより、低圧注入工法、高圧注入工法、充填工法を選択します。
● はく落防止ネット工
将来的にはく落する危険性のあるコンクリートに対し、繊維材料を含んだ表面被覆を行い、万一はく落が起こっても、コンクリート片が落下しないよう、繊維材料で受け止めるための工法です。
● 表面被覆工
表面被覆工は、コンクリート表面を高分子材料で表面被覆することにより、劣化因子がコンクリート内部へ侵入することを防止し、劣化の発生、進行を防止または抑制します。